IT企業への道のりは遠いけど、行けないことはない
なにやらバズっているまとめがあると聞いたので覗いてみました。
おお、たぶんこれ弊社かも!?めっちゃ褒められてて嬉しい!と思ったのであくまで個人的な視点から想いを勝手につらつらと書いてみます。 あ、先に言っておきますが当社積極的に人材募集してますのでぜひぜひ!
お前は誰だ
その前に雑なプロフィールを。
- 中途入社です。早いものでもう4年目です
- 初めての転職でした
- 前職(新卒入社4年弱在籍)はネットワークエンジニアとしてデビュー(CCNAしか持ってませんでした)
- 出向先の大手SIerで決済ネットワークの設計構築(下っ端)やってました
- 設置機器の入れ替えに伴う回線片寄のために、EIGRPの重み付け机上計算とかをカラフルなパワポにまとめて、長い時間をかけてレビューをして、A3両面印刷10数枚・文字は8ptな手順書チェックシートを片手に、夜中にデータセンターで秘伝のteratermマクロを使って作業をする、みたいなことが日常でした
- 自らの希望で自社に戻り、中小企業向けにいろいろな製品やサービスの設計・構築・運用やってました(小規模なキャンパスネットワーク、無線LAN、IPphoneやビデオ会議系のPBX、ServerはWindows中心でADとかファイルサーバーとか、なんちゃってプライベートクラウド基盤、office製品サポートまで)
- そんなときにAWSと出会って衝撃を受けてクラウド業界へ
- 現職での遍歴(ちなみにほぼ全部自分の希望で異動してます)
たぶん弊社の中でもちょっと変わった遍歴をたどってるタイプかもしれません。でもそれが気にならないくらいうちはタレント揃ってる気もします。
どんな会社なの?
AWS専業のシステムインテグレータとして特にエンタープライズ分野と呼ばれる、企業の業務システムをクラウドへ移行させることを得意としている会社です。ただ、注力しているのがクラウドを中心とした技術というだけであって、SIです。人月ビジネスです。イケイケドンドン自社サービスで成り上がるぜ!なベンチャー企業でもないですし、かと言って古き良きSIとはちょっと違う(ことを意識している)会社です。
じつは業務系に限らずいろいろやってます。AWS運用自動化ツールの開発を独自チームでガッツリやってますし、Alexa Skill、IoT、アーキテクチャはサーバーレス、な案件も最近はかなり増えてきました。
で、本題
どんな感じのオフィスで、どんな感じのはたらきかたをしてるのか、ちょっとここは課題かもを含めて、個人の想いも混ぜながらダダダッと書きます。
- 社内のメールは一切禁止なので、ほんとに全部Slack
- 社長にも役員にも気軽にほんとにメンションしてる
- ただ、あくまで社内コミュニケーションのみ。顧客やパートナーとはメールしたり電話したり普通にする
- 東京オフィスはフリーアドレス
- 集中するエリア、コミュニケーションするエリア、ワイワイしながら仕事するエリア、みたいな感じでその時の仕事に合わせて席を選べるようになってる
- ただ、最近人が増えてきて席が枯渇気味(F2Fのミーティングが多い月曜とかはけっこうやばい)
- 週途中の平日はわりと席空いてる(リモートワーク増えるから)
- 先述のとおり業態としてはSIなので、お客様先に定例会として伺って割と長い時間打ち合わせすることもある
- リモートワークがほんとうに普通に行われているので、「はたらく」ときにはそれが前提
- メインは東京オフィスだけど、他拠点もあるし在宅勤務もある
- (東京から見て)リモートの方と仕事するときはだいたいGoogle Hangouts Meet 使う
- 全社の朝会とか勉強会とかもMeet(人数増えて25人制限がつらくなってきた)
- 最初から25人以上ログインするのがわかってる場合はGo to Meeting使ってる(個人的にはZoom使いたい)
- リモートワークに対して世の中には賛否両論(在宅勤務は禁止で、リアルで集まるからこその意思決定のスピードや何気ないコミュニケーションが良い)はあると思っているし、否定はしない
- 実際にリモートワークしてると雑談がないのがツライという意見もある
- どちらかというと「はたらく場所」に関して、まずははたらく人に「選択肢」を与える観点
- いろんな規則とかもあるので「はたらく時間」に関してはまだ課題あり
- 残業はないとは言わない。自分はわりと粘っちゃうタイプだし、SIしてれば燃え上がることもある
- ただ、労働時間で評価されることは一切ない
- FAXはない
- ペーパーレスにできるところはほとんど実施できてる。提案書を紙に印刷して持っていくことはある
- ワークフロー(というかBPM)はQuestetraというものを使っていて、APIで外部サービス連携とかふつうにやってる
- AWSアカウントとかすごいたくさん管理したり、発行したりするけど、ほとんどこのBPMサービス上で自動化できてて作った人ほんとすごい
- 部署をまたいだ連携はこのBPMでつなぎましょう、ということになっている
- このワークフローが乱立していて課題だったのを、まさにいまものすごいパワーで改善してる育休明けの方がいる
- Slackにたどり着くまでにいろんなチャットツールためしてツール乱立モードも経験済み(らしい。というのも入社したときにはSlackだった)
- Slack(に限らずメインで使っているクラウドサービス)がダウンしたら仕事効率は確かに落ちる
- けどそれで会社\(^o^)/オワタになるような影響を受けたことはない
- 「Slackが落ちたので帰ります」というツイートをした5分後には復旧してることがほとんど
- 仕事中断したときは紙とペンで考え整理したり、アイデア構想したりする
- 会議室にはだいたいホワイトボードあるので、アナログに思考することもけっこうある
- ホワイトボードはBox CaptureというアプリをつかってすぐにBoxへ保存
- タスク管理(共有)はTrelloを使うことが多い
- 個人タスク管理はもちろん人それぞれ(わたしOmniFocus派)
- サーバールームはない(EC2すらほぼ使ってない)
- ネットワーク機器はぜんぶMeraki(MDMも)
- ほぼみんなBYODしてる。BYODすると会社から手当でる
- Mac6割超?、残りがWindows、ちょっとだけChrome OS(Amazon WorkSpaces用)
- クラウドサービス使いまくってるのでID管理はOneLogin(IDaaS)でSSO(シングルサインオン)
- プチローソン大人気
- 焼肉はうまい
書ききれず疲れてきた(食べ物の話題になってきた)のでこのへんで一旦やめときます。他にもどんな取り組みしてるか聞いてみたい人はぜひオフィスへ遊びに来てみてください!
何が言いたいのか
こんだけやってても毎日どこかで課題や不満が生まれます。理不尽なこともおきます。このやろー!って思うこともあります。Slackに限って言っても、テキストコミュニケーションがそもそも難しいし、苦手な人もいますよね。「ちゃんと共有してくれよ〜」とか「え、それついこの前も言ったんだけど」とか「ちょっとスクロールして過去ログみたら答えあるやん」とか「スレチです」とか思うことはあるわけです。 でもそれってあくまでツールの使い方なので、うまく使うことは目的ではありません。
僕たちの会社が掲げているのは 「クラウドで、世界を、もっと、はたらきやすく」 というビジョンです。このビジョンを体現するために、AWSを軸としたクラウドのインテグレーションをメインとした事業によって、お客さんに価値をとどけて、満足してもらうことを目指します。そしてその結果、おおくの人が「はたらきやすく」なってほしいのです。
そのために最適であろうと僕たちが考えているツールがたまたま、SlackだったりBoxだったりOneLoginだったりするわけです。もしかしたらもっといいものもあるかもしれないし、電話やメールやFAXがいいことだってもしかしたらあるかもしれない、業種業態によっても違うでしょう。ただ僕たちは自分たちが使ってみていいものですよ!となったものは積極的にご紹介します。惰性的に使っているツールが変わるだけで、ものすごい変化がおきるきっかけになるかもしれません(ツールだけでは変わりませんがきっかけにはなると思っています)。
代表のブログは最近数が減ってきた(もっと書いてほしい)んですが、いいこと書いてあるのでぜひ読んでほしいのです。 blog.serverworks.co.jp
どうやったら同じようにできるようになるのか?
よく聞かれますし、言われることも多いです。
「これってサーバーワークスさんだからできるんですよね。うちは〇〇だし、○○だから」
「ツールの導入だけでこんなに変わるなんて、社員のひとたちのリテラシーめっちゃ高いですよね。うちは違って…」
「いい人がたくさんいますよね、どうやったら採用うまくいくんですか」
ぜんぶ残念ながらちょっと違います。 うちでもできないことはまだたくさんありますし、最初からできたわけではもちろんありません。
ツールを導入しただけでこんなにうまく会社が回るなら、いますぐやったほうがいいです。しかしそんなに甘くはありません。社員のITリテラシーが飛び抜けて高いわけではありません。入社直後は数多くのクラウドサービスにみんな翻弄されます。
採用はめっちゃ苦労してます。でも採用基準をさげていません。いろんなチャレンジをやって失敗して、いまもたぶん失敗を続けながらも前進するためにあれやこれや議論して、アクションしています。僕が最初に企画した採用イベントで、参加者が社外知り合いのみで2名だったことは今でも忘れられない虚しさです。
続けましょう。改善し続けましょう。アクション起こし続けましょう。 「あーだからできない」「こーだからできない」「それは無理だと思う」ではなく 「こうしたらできるかも?」「こうやればもっと良くなるんじゃない?」「まずはやってみようか」にできるかどうかだと思います。
行動起こして失敗したっていいじゃないですか。それは失敗じゃなくて経験ですよ。
ってどこかのだれかが言ってました。